家族葬にはどんなメリットがあるのか

家族葬のメリットとして1つ目に挙げられるのは、「あまり気疲れをしなくて済む」ということです。従来の大規模な葬儀の場合は、大勢の会葬者に対応しなければならないため、ゆっくりと気持ちを休める暇がないということも多いでしょう。しかし家族葬の場合は基本的に身内だけで葬儀が行えるため、あまり気を使う必要がありませんし、アットホームな雰囲気での葬儀ができます。
2つ目に挙げられるメリットは、「自由なスタイルの葬儀ができる」ということです。家族葬は身内だけの葬儀なので、その方たちが同意すれば、自由で個性的な葬儀を行うことも可能になります。そのため、例えば故人が好きだった音楽を流したり、趣味の展示を行うといったこともできるでしょう。
3つ目に挙げられるメリットは、「費用を節約できる」ということです。葬儀費用というのは会葬者の人数が多いほど高く、少ないほど安くなる仕組みになっているため、小規模な葬儀にすると安く済ませることができます。

家族葬はどのようなメリットがあるのか

かつて葬式のスタイルは一般葬がメインでしたが、現在は一般葬だけにこだわらない葬式スタイルがあります。その典型例が家族葬です。これは、家族や親族さらには本当に親しい友人だけに絞って葬式を行うことができるスタイルを言います。たいして親しくもない方が社交辞令的に参列されても故人も遺族も嬉しくありません。それならば故人のことを本当に偲んでくれる人だけで葬式を行った方がその場も雰囲気も良くなります。故人とゆっくりお別れをすることができるのが、家族葬の魅力です。この家族葬は近年増えてきています。それは前述で挙げた理由もありますが、葬式にあまりお金をかけられない事情もあります。日本経済は20年以上もデフレが続いているため、日本国民全体的に所得が下がってきています。そうした事情もありかつてお金のかかる一般葬を選ばずにより安く葬式をすることができる家族葬が増えています。消費税10%になるので、今後ますますこの家族葬を選ぶ人が増えていくでしょう。

準喪服を選ぶのが一般的な家族葬の参列

家族に親族や故人と親しかった人や、友人などわずかな人数で行うのが家族葬ですが、規模が小さいからといって、服装は何でも良いわけではありません。気心も知れたメンバーだけであっても、家族葬も故人を送る葬儀には変わりはないため、普段着や派手や装いでは服装のマナー違反です。喪主をはじめ参列する人たちも、家族葬の場合は一般的には準喪服を選びます。格式があるのが喪服であり、大きくは3つに分かれていて、正喪服と準喪服に略喪服がありますので、自分の立場を確認することです。メインで取り仕切る喪主であれば正喪服であり、紋付羽織袴や黒色のモーニングコートを男性は選びます。喪主の近親者や配偶者も正喪服なので、女性の場合は無地で黒色のアンサンブルや、スーツにワンピースなどを選ぶことです。準喪服は家族葬参列者が選ぶ種類であり、格式としては喪主などよりも少し下げた装いになります。色合いがシックな服装なのは略喪服ですが家族葬の場合は、準喪服を選択することがほとんどです。