ご遺骨は適切にあつかいましょう

一般的には、ご葬儀の最後に出棺の儀が行われ、ご遺体は火葬場へ運ばれ、荼毘に付さた後、ご遺族によって収骨され骨壺へ納められます。ここで、ご遺体はご遺骨になります。ご遺骨は、宗教や宗派にもよりますが、自宅に祭壇を設け、遺影などとともに安置します。仏教の場合は蝋燭を灯し、線香をあげます。
仏教の場合は49日(場合によっては35日)の法要が終わったのち、神道の場合は50日祭、キリスト教の場合は宗派や考え方によりますが1ヶ月から50日くらいまでの間に、お墓に納骨される場合が多いようです。ご遺骨をお墓に納骨するとき、通常は火葬証明書や納骨許可書、墓地使用許可書が必要になります。
お墓に納骨する場合以外の方法も最近は多くなってきました。合葬式の納骨堂などの施設。こちらも墓地に準じた施設なので火葬許可書や納骨許可書などが必要になります。お寺に祭る場合や神社に祭る場合もあるかのしれません。この場合も納骨堂と同じ扱いになります。
樹木葬や海洋葬などの自然葬や宇宙葬を希望する場合や手元供養を希望する場合は少し事情が異なります。手元供養の場合、ご遺骨を置き続ける場合もありますが、大きく嵩張りますし、ご遺骨を手元に保管し続ける事も負担になります。法律的にもご遺骨は適切に処理しなければ問題になる事もあります。そこで多くの場合は粉骨を行い、ご遺骨を粉末化して体積を小さくし、小さな骨壺へ入れて保管します。近年は、粉骨化したご遺骨で故人を偲んで身に着けるアクセサリーに加工したりするサービスもあります。ダイヤモンドに加工する会社も出現しています。
自然葬や宇宙葬も粉骨が必要です。宇宙葬はスペースや打上のコストの問題も大きい事もあります。自然葬の場合はご遺骨をそのまま使えないという法的な側面もあります。
墓地、埋葬に関する法律(墓地埋葬法)には、ご遺骨の埋葬は墓地以外ではしてはならない旨が定められています。また私有地だからと捨てるのも犯罪になります。そのため、自然葬を行う場合は、ご遺骨を粉末にして、ご遺骨と認識できなくなるようにしなければなりません。ご遺骨を砕いて、磨り潰して、細かい粉末にします。この作業は大変なため、専門の代行業者がありますので、検討される方は相談されてみてはどうでしょうか。
さて、紛体になったご遺骨ですが、土に埋めるのは法律に触れる場合があります。樹木葬や海洋葬などを実施している専門業者に相談することをお勧めします。