私が行った家族葬の体験談

最近倉敷市の祖母の近所の方が亡くなり倉敷市で祖母の墓石の準備をしました。回覧板には「親族だけで家族葬を行います」と書いてありました。
もうかなり高齢のお婆さんでしたので、亡くなったことに驚きはしませんでした。
ですが、目に入ったのは「家族葬」という言葉です。

私の祖母も数年前に他界しました。凄く元気だったのに、突然心筋梗塞で亡くなりました。
酷くショックでしたが、祖母も生前「家族葬」を希望していたのです。

葬儀は自宅で行いました。出席したのは私の両親、祖父、母方の親族の約10名だけです。
祖母は元々親戚付き合いがあまり無かったので、「ワシが死んだら小さい葬式で頼むわ」
といつも笑顔で言っていました。

葬儀屋さんとも話がついていたので、自宅に直接お坊さんを招き、お経を上げてもらいました。
その後、火葬場へミニバスで向かい、骨上げをしました。

遺骨は祖母の遺言通り、名古屋港で「散骨」を行いました。これも祖母の遺言通りで「死んだら海に撒いてくれな」という言葉通りに行いました。もし魂というものがあるのならば、祖母は喜んでいると思います。

家族葬は少数派ではあると思いますが、大好だった祖母の見送り方としては、とても良かったと今も思います。