父親が長男だったために実家のお墓がありましたが、両親が年をとったことを考えると、ゴミ屋敷になる可能性もあるので、お墓をうつすことを考え始めました。
そのエリアに住んだことがあるのが、父だけで、しかも男兄弟はほかにいませんでした。妹がいたのですが、子供がいなかったり、いても娘でしかも結婚して名字が変わったり、そのエリアに住んでいる親戚も減る一方でした。しかし、かなりの田舎だったため墓を移すのもかなり抵抗されました。お寺の墓地だったため、普段住職とほとんど会わず、大した管理もされていないのにやたらと管理料や寄付金を請求されていました。ほかのエリアに墓参りに行くにも時間もお金もかかります。面倒なのに時間だけが過ぎていきました。 最近父方の祖父母もなくなり、お寺の住職も大変わりしてから状況が様変わりしました。田舎のほうではいまだに「生まれたエリアで一生を過ごし、亡くなる」というパターンが普通のように思っている方がほとんどだったのですが、そういった世代もほとんどなくなり、残りはごくわずか、ということで今住んでいるエリアにお墓を移すことに成功しました。手続きが面倒だったのですが、離檀料を払って、市民墓地を購入し、移すことに成功しました。市民墓地なので、管理料は半年で5000円と消費税のみで市が定期的に管理してくれるのできれいで助かります。 地方出身者はこういった面倒な手続きがあるので早めに手を打っておきましょう。